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心と身体の安全だより(2025年9月号)
心と身体の安全だより 2025年9月号

労働安全・交通安全・体調管理に気をつけましょう!

今月の労働災害・無災害1000日運動25日目

既存屋根トップライト撤去後、材料運搬中に硝子部分に足を踏み入れ墜落事故が発生。
屋根上作業中、重さ3kg、長さ2.4mの材料を両手で持って運んでいる際、約1m幅のガラス板の向こう側に材料を置こうとガラス板に足を踏み入れたらガラス板が抜け、下のプレハブ建物の屋根の上に落下した。
直ちに病院へ行き診てもらったところ、骨に異常はなく左足首捻挫・右膝打撲で済みました。

墜落事故が起きた現場の写真

今回、たまたまプレハブ建物があり軽傷で済みましたが、落下場所が違っていたら命にかかわるかもしれない重大事故となっていました。
同日13時から作業員、15時から元請、18時から会社全体で周知会を実施しました。
更に、9月6日(土)職人も参加しての安全協議会を開きました。

社長より
“第一に事故を起こさないこと”、“第二は事故を起こさせないこと”を徹底する。
事故の99.9%はヒューマンエラーであり、如何に0に近づけるかが課題である。
また、本日の協議で決まったことを遵守することが最も重要。

労働災害に関する実態調査では、高齢者に次いで10代後半から20代の若年労働者が多いという結果が出ています。
⚠ 危険に対する感性が欠落していること
⚠ 学校教育などで「危険」を体験する機会が少ないこと
⚠ 便利さが追及され、且つ、最初から安全なものにしか触れないこと
一言でいうと「何が危険なのかわからない」「どのようなことをすると危険なのか判断が付かない」ということです。
経験を積んだ人には「当たり前のこと」であっても、世代が異なる未経験者にとっては常識ではないこともあります。
「教えてなくてもこのぐらい分かるだろう」と油断せず、しっかりと伝えるようにしましょう。また、何度も繰り返しきちんと身につくまで教えることも大切です。
職場の中には「この方が効率が良い」「自分は慣れているから」と、リスキーな行動をとる人もいますが、お手本となる立場としてはそれは絶対やめましょう。

決定事項(抜粋)
★ KY活動は若手も参加し職長と一緒に考え記入することで安全意識を高めさせる。
★ 朝礼時のラジオ体操は前方へ。朝礼も職長のすぐ後ろに整列し、内容を把握すること。
★ スマホの使用はランチタイムのみ。
★ 元請に安全対策をお願いする。(是正しない場合は作業を中止する等、強い意思を持つ)

若手社員さんへ
スマホの使用はランチタイムのみと決定しましたが、スマホを見ていると話したい事があっても声をかけにくいものです。朝の「おはよう」でさえもです。
現場では危険な箇所や道具がいっぱいあります。
実際に熟練の親方達も、縫合した傷や骨折の経験をしている方もおられます。
ちょっとした油断が大怪我や最悪の場合、命を落としかねない事態となります。
スマホを見るより、先輩方と仲良くなってたくさん学んでください。

先輩方へ
「それって、前にも聞いたよね?」と言われてしまうと、わからなくても聞きづらくなってしまうのです。一を言ったら十わかる人もいますが、十を言っても一しかわからない人もいますよね。
私も理解できるまで相当時間を要しました。もっと、たくさん聞くことが出来たらと唇を噛んだ経験があります。
どうか、「わかるまで何回聞いても大丈夫だよ」と言ってあげてください。
どうかよろしくお願いします。

さて、季節は変わり目お彼岸を過ぎると朝夕の寒暖差が激しくなると予想されます。
さらに夏の疲れも出るころです。
労働安全・交通安全はもちろん、体調管理にも十分気をつけてください。

今年もご安全に!

『社長のつぶやき』

ここ数年、9月に安全祈願行を行って参りましたが、
暑すぎるので今年は少し遅らせて
11月に安全祈願行を行うことになりました。

少しは涼しいはず・・・

「小さな幸せます」の綴り

お盆の休暇に、
孫とおもちゃ王国に行った。

「じいじありがとう」
の手紙をもらった

今月の心の安全

五大重大の「墜落転落、飛来落下、重機、第三者巻き添え、電気」災害をゼロにする

五大重大の
「墜落転落、飛来落下、重機、第三者巻き添え、電気」
災害をゼロにする

自然災害による不可抗力の災害は、全災害の9%です。
91%は、心の不備を危険予知(KY)で防げる。