しっかり熱中症予防をしましょう!
今月の労働災害・無災害1000日運動37日目
梅雨明けから一気に気温が上昇します。
いよいよ熱中症警戒シーズンの到来です。
より一層、体調管理に気をつけていきましょう!
暑くてもシャワーだけで済まさず湯船に浸かる。夜、冷たい物は程々に。
スタミナ料理を食べて早寝早起きをしましょう。
前月は、熱中症に罹患した時の応急処置について記載しましたが、今回は、初期症状について掲載します。
日ごろから暑さに慣れておきましょう
暑さに慣れるには7日ぐらいかかります(暑熱順化)。
暑熱順化の具体的な方法としては、ウォーキングやジョギングなどの汗をかく運動を週5日以上続ける。
スポーツをしない人は、湯船に浸かり、適度に汗をかくことでも暑熱順化できます。
入浴の頻度は2日に1回程度、湯の温度が高めなら時間は短め、低めなら少し長めに入浴するといいです。
熱中症の初期症状を知っておきましょう
熱中症は初期症状を見抜くことで重症化を防ぐことができます。
自分で、仲間同士で、ぜひやってみてください。
- ・握手してみたら、手が冷たい!
- ・親指の爪先を押してみて、赤みが戻るのに3病以上かかった!
- ・暑いのに脇の下が渇いている!
- ・ベロを出してもらったら、渇いていた!
- ・皮膚をつまんでみて、3秒以上形が戻らない・・・
※休憩時間に初期症状が出ていないかチェックするようにしましょう。
水分・塩分補給の目安を知っておきましょう
~作業前から飲むことが大切~
熱中症予防での1回当たりの飲水量と頻度は、作業前に250~500ml、作業時には500~1000mlを、1時間に2~4回(1回200~250ml)に分けて飲むのがおすすめです。
喉が渇いた時ではなく、作業前からしっかり水分補給を行うことが熱中症予防では重要です。水筒などで飲水量が分からない場合は、1回ごとに9口飲むと200~250mlになるので、「ごっ9(く)ん」と覚えておきましょう。
効率的に体を冷やすには?
屋外で作業をする場合は、失われた塩分を補給するために、麦茶や水よりもスポーツドリンクで水分を摂るほうが効率的です。
なお、効率的に体を冷やすには、外部冷却と内部冷却を組み合わせるのがポイント!
熱中症対策とパフォーマンス維持のために体を冷やす方法は、大きく2つに分けられます。
アイスパックなどを動脈に近い場所(わきの下、首筋、足のつけ根など)に当てて体の外側から冷やしたり、15℃程度の冷水に手のひらや前腕を浸す「外部冷却」。
内部冷却には「アイススラリー」を取り入れるのもよいでしょう。
アイススラリーは効率的に内部冷却ができる飲み物としてスポーツ界で注目されています。
液体に微細な氷の粒が混じったシャーベット状の飲み物で、マイナス1℃と低温なのが特徴です。細かい氷の粒に液体が混じった流動性のある飲み物ですから、体に浸透しやすく、体の内部から効率よく冷やせます。
【もうすぐ夏休暇を迎えます】
今年は6日間ありますが、その間にしっかり休息を取りスタミナを蓄えておきましょう。
クーラーのなかった昔とは違い冷え切った部屋の中、薄着で冷たいものを飲んだり食べたりするトリプル要素により、現代人の夏バテは主に内臓の冷えからきているそうです。
冷たいものばかりを食べ続けると胃腸の働きが弱まります。そこで、わさび・ニンニク・生姜・しそ・ねぎ・みょうがなど体を温める薬味を上手に使い、内臓の冷えを緩和しましょう。胡椒やシナモンなどのスパイスも消化吸収を助ける働きがあり血流をよくしてくれるそうです。
豚肉や枝豆、卵などのビタミンB1を多く含む食品は糖分をエネルギーに変えるため疲労回復に良いとのこと。中でも一番のオススメは「味噌汁」。
味噌汁はビタミンやミネラルも豊富なうえ、アミノ酸の状態でタンパク質源が摂れ、野菜をいっぱい入れればおかずにもなりますから、毎日飲むことをお勧めします。
内臓を温めると免疫力もUPし、感染予防にも効果があるそうです。
後は、熱中症予防対策と同様に汗をかく運動と湯船に浸かる。
夏休暇の間に夏バテしない身体を作っておきましょう!!
今月もご安全に!