脚立は正しく使いましょう。
今月の労災・交通事故 無災害1000日運動92日目
毎日、暑かったり肌寒かったりと寒暖差の激しい日が続いております。
ついこの間まで早く涼しくならないかな・・・と思っていたら、もう紅葉の季節を迎えましたね。長門峡は10月下旬頃から色づくようです。
リフレッシュを兼ねて紅葉狩りに出かけてみてはいかがですか?
さて、先日某現場で電気工の方が脚立での一人作業中に脚立ごと倒れ、顔面強打、左手骨折、内臓損傷という事故が起きました。
脚立の高さは7尺ですが、運が悪いと大事故になります。事故の詳しい原因はまだ分かっていませんが、不安定な足元で支える人も無いまま作業を行っていたようです。
脚立での作業は現場だけでなく、家庭でも使用することがあると思います。特に年末の掃除では脚立を使用することも多いでしょう。
脚立の正しい使い方を記載しますので、ご家庭でもしっかりお伝え頂きたいと思います。
1.天板には立たない、座らない
脚立は天板ではなく2段目3段目の踏みざんに立つのが正しい使い方、天板に立ったり座ったりするとバランスを崩し、転落という事故を招きかねません。
2.脚立の天板にまたがらない
同じく脚立の天板にまたがるようにして立つのもNG。作業中、バランスを崩しやすく、転落などのリスクがあります。
3.上を向く作業はしない
上を向く作業のときはバランス感覚を失いやすく、転落によるケガなどを防ぐためにも上を向くような作業は控えましょう。
4.身を乗り出すような作業はしない
「少し移動すれば体勢が正面になるところ、つい横着をして身を乗り出し、作業してしまうことがある」という方も多いのでは?
こちらも脚立自体がバランスを崩して転倒したり、自分自身がバランスを崩して転落したりするおそれがあるためNGです。
5.耐荷重を必ず確認し、オーバーしない
脚立の耐荷重がオーバーすると脚立が支えきれず破損し、転落するリスクがある。
耐荷重は必ず確認しオーバーしないように。
6.不安定な場所では使用しない
たとえば濡れているなどで滑りやすい場所、やわらかい地面、傾斜や段差がある場所等への設置は脚立そのものが不安定になって転倒したり自分自身が転落したりするリスクがあります。
7.台の上などに設置しない
「ほんの少し高さが足りない」等と、台の上に脚立を立てるという使い方も危険なので絶対に控えましょう。
今月もご安全に!!(大掃除もご安全に!!)