健康管理について再確認しましょう
今月の労災・交通事故0件 労働災害・無災害1000日運動61日目11月18日(月)、周南の現場で他業者の作業員が心筋梗塞になり、その後死亡する事案が発生しました。53歳の若さだったそうです。
同僚や上司もさることながら、御家族のショックは計り知れないとお察し致します。
心より御冥福をお祈り申し上げます。
心筋梗塞は、心臓に血液を供給する血管が動脈硬化により狭くなり、血栓の発生などで血液が流れなくなり、心臓の筋肉が壊死する病気です。
さっきまで元気でも、突然に起こり命を奪うこともある恐ろしい病気です。
特に寒い時期は心筋梗塞の発生が倍になると言われており、気温が低いことや温度差が大きいことが原因となります。
労働災害防止に加え、健康管理についても会社全体で詳しく教育していく必要がありそうです。
1.防寒対策:寒ければ無理をせず厚着をする。
2.温度差の防止:内装・現場と現場現場となると場合によっては温度差が大きくなるg根場も想定されます。
できるだけ寒い場所と暑い所を行ったり来たりしないような作業計画や人員配置を立てる。
3.健康状態の把握や健康管理:健康診断を定期的に実施、労働者の健康状態を把握し、治療させる。
加えて毎朝、健康状態を確認し、体調が悪ければ作業させない。
また会社として健康管理に関する教育を行うことも大切です。
■一人作業の危険
一人で作業している最中に発症した場合、倒れてから発見されるまで時間を要する場合があります。速やかに対応していれば助かったのに、発見が遅れて死亡してしまうことも考えられます。
病死に限ったことではなく、一人作業での労災案件が非常に多いです。
人員に余裕がないこともあるでしょうが、一人作業することで、不安全行動をしやすくなってしまったり、事故が起こった際に発見が遅れる、原因がわからなくなるなど問題があります。
できる限り複数で作業することが望ましいです。
■自動体外除細動器(AED)の完備
AEDは電気ショックをするだけの機器ではなく、心電図をとり電気ショックを必要かどうかも自動で確認してくれます。操作もすべて音声で案内してくれます。現場に行った際には一番近い所にあるAEDを確認しておくと良いでしょう。
学校や公共施設に設置されているほか、路上や自動販売機に設置されていることもあるようです。
インターネットで「日本全国AEDマップ」があります。確認しておくと良いでしょう。
他にも日頃から心臓マッサージや人工呼吸の訓練・講習を受け、備えましょう。
山口工材では来年4月、安全大会で消防署に依頼して防災訓練と普通救急救命講習を実施する予定です。
朝のKY運動時、体調のチェックも同時に行うと良いですね。
また、起床時にコップ一杯、休憩時にもこまめに水分補給をすると予防に役立つそうです。