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心と身体の安全だより 2016年12月号

無事故で締めよう ゆく年を。無事故で誓おう くる年に。

今月の労災・交通事故0件 労働災害・無災害1000日運動328日目。
今年も残りわずかとなりました。今年の漢字は「金」でしたが、まさに駆け足どころかボルト選手みたいに超高速で過ぎていく気がしています。実はこれ、ジャネーの法則と言って、年を取るほど時間が早く経つように感じるらしいのです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当。
よって、50歳の人間にとっての10年間は、5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
まず、5歳。
個人差はあれど、5歳のころと言えば、毎日が新鮮。
見るもの、触るもの、やること、成すこと、すべてが初めての経験や出来事の連続。
それら一つ一つが強烈な思い出や記憶となって、心に刻まれる年頃です。
そして、おじさん・おばさん50歳。
社会というものを一通り経験、理解し、新鮮さや驚きに出会う機会は一般的には目減りするもの。
思い出や記憶に残る出来事が少ないばかりか、過去の類似体験と混同、上書きされがち。
もちろん個人差は5歳の子供以上に大きいとは思いますが、50歳になっても毎日が新鮮!、毎年1年を振り返った際に、充実感や満足感をしっかりと実感できる、そんな生活を送っていれば年齢に関係なく、時間は平等に流れるのかもしれません。
来年からは、そういう大人を目指したいものですね!!
話は逸れましたが、まだまだ年内にやすることが多く、バタバタして落ち着かないのは私だけではない筈。
現場にも同じことが言えるでしょう。焦る気持ちは交通事故・労災事故につながります。
気持ちを引き締めて、余裕をもって行動しましょう。
今年一年、本当にお世話になりました。
今年も大きな天災がありました。お正月に家族が集まった時に、防災対策や連絡手段について話をしておくと良いかもしれませんね。
来年も皆様にとって「金」のように輝ける年でありますよう、心からお祈り申し上げます。

人とのつながりで非日常に対処しましょう

今、皆さんが住んでいる町にゴジラが現れたらどうしますか?
子供の空想のように思うかもしれませんが、今年の夏に大ヒットして話題を呼んだ映画「シン・ゴジラ」は、未知の脅威に襲われたパニックを忠実に表現していると各方面から評価を受けました。
現実にゴジラは現れなくても、突然、予期せぬ事故やトラブルに巻き込まれることは誰にでもあります。
経験したことのない「日常」に遭遇すると、対処に追われるだけではなく、精神的にも大きな負担を負うことになるでしょう。
そうした事態において頼りになるのは、周囲の支えです。違った視点や立場からの助言や協力が解決の糸口になることもあります。
しかし、日常からのかかわりが薄ければ、手助けすることも、されることも難しいでしょう。
いざという時に協力して問題を解決するために、挨拶などを通じて常日頃から周囲とコミュニケーションを交わしておきたいものです。

まず自らを点検しましょう

携帯電話販売店で窓口業務を担当しているYさん。
出社前に職場近くのコンビニエンスストアに立ち寄り、その日の昼食を購入するのが日課です。
ある日、レジで会計をすませようとすると、アルバイトの店員が「いらっしゃいませ」の挨拶もなく、Yさんに目を向けようともしません。感じが良くない対応に、内心腹を立てていました。
数日後、Yさんは上司から注意を受けました。
ある日の接客態度について、お客様から指摘があったとの事です。「どんなに忙しくても、心を込めて対応しないとね」と言われた時、コンビニでの出来事が目に浮かびました。
<あの店員さんと同じようなことを、無意識にしていたんだ。他人に腹を立てる前に、自分が出来ているかを振り返ろう>と反省したYさんは、自らの挨拶の仕方を見直し、丁寧な対応を心がけるようになったのでした。
人の気になる言動は、自分にも当てはまることが多いものです。
そのような時には、まずは自分を振り返り、変わるきっかけとしたいものです。

今月の心の安全

今月の心の安全「感謝の心に報恩の行い」

「感謝の心に報恩の行い」

感謝は、有難いと思う心。難しいことが有ることは、成長の証。
報恩は、受けた恩に報いること。お返しする事。
全ては、因縁で成る。報いるには、恩繋ぎ、恩送り、恩返しをすること。